小倉美咲 家族開設ホームページ

皆様へ│22年09月21日 - 小倉美咲 家族開設ホームページ(山梨県道志村キャンプ場女児行方不明)-




以下記事はに書かれたものです。


今まで応援、ご協力してくださった全ての皆様へ

2022年9月21日で最愛の娘、美咲が行方不明になってから3年が経ちました。

この3年間、たくさんの方に娘の事を心配していただき、無事を願っていただけたこと、本当に感謝しております。行方不明当時から今までキャンプ場や全国でたくさんの方々に娘を捜していただきまして、本当にありがとうございました。

美咲の無事の帰りだけを信じてずっと全力で活動してきたため、5月に警察から鑑定結果を口頭で聞くだけでは娘が亡くなっている事を認める事ができず、違うという可能性を探し続けていました。

しかし、少しずつ時間が経つにつれ、もし美咲が家族の元に帰りたいという思いから、動物に頼んで自分の体の一部を運んでもらい、あの場所で一人で自分を見つけてもらえるのを待っていたのだとしたら…。母親の私がこのまま受け入れないと言い続けたら美咲が悲しむのではないか…と考えるようになりました。

正直なところ、未だにわずかな可能性でもあるのならば美咲が生きて戻ってくる事を信じたいという気持ちもあります。ただ、この気持ちが美咲や長女を苦しめているのかもしれないとこの数ヶ月ずっと葛藤してきました。

10年前に美咲を産んだ時に「私がこの子を一生守る」と心に決め、7年間美咲の成長を見守り、愛し続けてきました。今でもその美咲への愛は変わらず、行方不明になって会えなくなってしまっても片時も離れることなくずっと心の中で一緒にいました。

現在も警察の捜査が続いているため、私達の元に美咲のものは何も戻ってきていませんが、警察の捜査が終わり手元に戻ってきたときには、「守ってあげられなくて本当にごめんなさい。帰ってきてくれてありがとう。おかえりなさい。」と伝えたいです。

美咲が天国で神様に守られて平安に過ごしていられるように毎日祈りながら、目の前にいる長女がこの現実に自分のペースで少しずつ向き合っていけるように側で見守り支えていきたいと思います。長女には、自分の人生を自分らしく過ごしていけるように、元の明るく元気で優しい普通の女の子に戻ってほしいと願っています。天国で見ている美咲が悲しまないように、私も少しでも自分らしくいられるように少しずつ自分の事にも目を向けられるようしていきたいと思います。

美咲が行方不明になってしまって、SNSで今まで言われたことのない言葉で嫌がらせや誹謗中傷やお叱り等のメッセージやコメントが殺到し、私達家族は美咲がいない悲しさ以外にもたくさん心を傷つけられ人間不信になってしまいました。

しかし、この3年間で私達を支えてくださり励ましてくださったのもまた人でした。

温かいお言葉をかけてくださる方、そっと見守ってくださる方、一緒に涙を流してくださった方、本当にたくさんの温かい方々に支えていただき励まされてこの3年間活動してこれました。

私達家族にたくさんの温かいお気持ちをいただきまして、本当に本当にありがとうございました。

皆様への感謝の気持ちを忘れずに、天国で美咲に会える日まで神様からいただいたこの命を大切にし、美咲の分も長女と一緒に精一杯、このご恩をお返しできるように生きていきたいと思います。

この3年間本当に本当にありがとうございました。

2022年9月21日
小倉美咲の母親 とも子

些細なことでもなにかございましたら、引き続きの情報提供にご協力ください

鑑定結果の報告を受けてから、警察に美咲の遺骨が見つかった場所と、もし山から滑落したとしたらこの場所と仮説を立てた場所に案内してもらい場所を確認しました。

率直に思ったのは、ヘビやくまがいるから山は怖いと言う怖がりで慎重な美咲が一人でそこに行くなんて有り得ないという事でした。

言葉で上手く説明することが難しいのですが、その場所は、キャンプ場から出て整備された道からその横の道もない急な山に入ります。とても傾斜がきつく登山用の杖を使い、怪我をしないように慎重に足場を選びながら登り、休憩や水分補給をしながら、大人の足でもかなり時間のかかる山奥でした。

はっきりと道だと分かる整備された道からその脇の山に入ることがまず考えられません。歩いて数分で周りきれるキャンプ場内で遊んでいた美咲が友だちを捜しているのに、理由もなく山をどんどん登るとは考えられません。

美咲といつも一緒に遊んでいた長女も「美咲がここに入る事はないと絶対に思う。理由もなくこんな大変な所を登るなんてありえない。」と言っていました。

私も家族も事故ではなく、美咲は何らかの事件に巻き込まれてしまったのではないかと考えています。

今の私にできることは、当時の現地での捜索に当たってくださった方々からお話を聞いたり、その時の記録等を改めて調べ直し、あの場所には当時美咲がいなかった事を自分なりにまとめて、警察にお伝えして事件として捜査を続けていただけるようにお願いすることだと思っています。

家族としては、このホームページやSNSを残し目にし続けることは非常に辛いことですが、美咲の無念を晴らすためにも、事件への情報提供を受け取る場として、このホームページや各SNSを残しておくつもりです。

「ずっと気になっていたこと」「思い出したこと」「あらためて気づいたこと」など、今更ということはありませんので、些細なことでも大丈夫です。美咲に関する情報をお持ちの方は、どうか引き続き情報提供をよろしくお願い致します。

今までは頂いたほとんどのご連絡にお返事させていただいておりましたが、今は精神的に辛くて、ご連絡を頂いてもお返事ができないことも多々あるかと思いますが、ご理解ご了承いただけますと有難いです。

頂いたご連絡には必ず目は通しておりますので、ご協力をどうかよろしくお願い致します。